日米のギャップ - その1

インタビューの中で、日本とアメリカの違いについて、思うところを述べてください、と言われたことがありました。いろいろある中で、日ごろ強く感じていた、

  • クオリティーに対する考え方の違い
  • クライアント vs. ベンダー
  • みんなの問題、個人の問題

の三点について話しました。実際にインタビューで話した内容に、少し補足して、書いてみます。

クオリティーに対する考え方の違い

この違いは、あらゆる生活の場、仕事の場で、体験することができます。例えば、ATM から、20 ドル札の代わりに 100 ドル札が出てくる。「ラッキー!」ですが、逆もあるので要注意です。停電が 1 週間以上続くことがある。日本からの研修生が、アメリカでは、ライフラインが止まっても皆平気なのには驚く、と言っていました。車の修理では、間違ったパーツを発注する、デパートから違う商品が届く、移民局で指紋データをなくされる、など。ひとつひとつの作業の精度の平均値に、違いがある気がします。うちはすっかり慣れて、笑ってすましていますが、日本から来て間もない人には、ストレスになります。そういうときは、「何事も一筋縄には行かないから、こっちも図太くかまえるのが吉」とアドバイスしています。

仕事の場では、なぜテストをしなければならないのか、と挑まれることがしばしばありました。そっちこそ、なぜテストをしなくていいのか根拠を示してくれ、と言い返すと、動くはずだから、とか、テストが厄介だから、とか、アホな答えが返ってきます。テストをしても、ユーザーの視点に立った内容でなかったりして、結局、ユーザーがテストをする羽目になり、日本の顧客からの "must fix" 障害リストは、製品開発側が作った "must fix" 障害リストより、遙かに長いものになります。

前の会社で、アジア系アメリカ人の QA マネージャーが、この会社では、QA が重要視されないと言って、辞めていきました。アメリカ人にも、こういう人がいます。この会社の名誉のために付け加えますが、部署によっては、例えば OS の開発チームなどは、厳密なテストを開発プロセスの中で義務付けています。

顧客である日本の会社が、その会社の顧客である実際のユーザーに、製品を販売するとします。その日本の会社は、製品が、こんなこともできる、あんなこともできる、というポジティブな情報だけでなく、「何ができないのか」という情報を要求します。私にとっては、これは当然提供されるべき情報で、社内にも、私と同様に考える人はいました。しかし、中には、なかなか理解してくれない人もいて、説得するのが骨でした。

見方を変えると、このギャップがあるからこそ、それを埋めるための、様々な仕事が発生すると言えます。

長所と短所は、裏表で、いいほうに転べば、おおらかで、ちっちゃいことにこだわらない、陽気な国民性と言えるでしょう。また、アメリカは広いし、人種や文化が入り混じった国なので、「人による」というのが正解かもしれません。

残りの二点、「クライアント vs. ベンダー」と、「みんなの問題、個人の問題」については、また後日。

つづく。

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納豆の糸を切る

就職活動をすることで、プラスになったことがいくつかありました。

一つ目は、仕事を続けていたら会えなかった人に、出会えたことです。グッとくる出会いもありました。二つ目は、就職のためのリファレンスをお願いすることで、仕事を通して何年もおつきあいがあった人と、これまでとは違った、より近しい関係を持つことができたこと。三つ目は、自分のやったきた仕事を総括して、客観的な説明ができるようになったことです。

納豆をかき混ぜた後、腕を上下に振って、箸についた糸を切っていたら、無駄のない動きが美しかったのか、旦那に、納豆をやる人は機敏だよね、と言われますた。

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ピッツァでランチ

行ってきましたよ、グループランチ。ダイエットの話から、骨格標本の好きな甥っ子の話、ハロウィンの話、ハロウィンの話からお墓の話と、とりとめのない会話で、ゆるゆる〜っとした心地よい時間を過ごしました。社内で今ちょっとしたブームになっているのが、会社のロゴ入りジャケットを着て、有名な場所で写真を撮ってくることだそうです。指をピースサインのようにしてロゴをさしながらポーズを取る、という決まりがあるとか。あるグループがロゴ入りジャケットを作ったら、他のグループも作り出して、それもそれぞれ好きなデザインで作っているらしく、それはもうユニフォームじゃないよねと言っている人もいました。

午後は某 Y 社の一回目のインタビューがありました。自己の評価では、まずまずの内容でした。

吉田戦車の和歌子というキャラクターについて調べるためにググっていたら、偶然 momoko という着せ替えフィギアに出くわしました。バービーやリカちゃんをものすごく進化させたような人形で、リアルな着せ替え用の洋服や細かい小物などのファッションアイテムがずらり。モデル体型の普通の momoko と、2.5 等身の豆 momoko があります。その道の方々のブログによると、お人形を買ってくることを「お迎えする」というようです。わぁ。まだまだ世の中私の知らないことがいっぱいあるんだろうなあと認識を新たにした次第です。

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ポルシェのある風景

今日は、先日インタビューに行った某社から、スタッフ全員に会わせたいからとランチのお誘いを受けていたので再度訪問しました。ところが、肝心のボスが見つからず。社内をあちこち探してもらいながら 1 時間近く待ちました。そろそろあきらめて帰ろうとしていたところに、二人のスタッフがやって来て、ランチは明日だと聞いている、ボスはトレーニングでつかまらないと知らせてくれました。待っているあいだにふと、明日だったりしてね、と人知れずニヤついていたのが現実となりました。慈愛に満ちた人たちで、そのうちの一人とランチにでかけることになり、裏の駐車場へ。あ、赤いポルシェだ、その隣は白いホンダだ、ひょっとして赤いほう? トランクがすうっと開いて、彼女がバッグをしまい、さあ、カリフォルニアの日差しを 180 度方向から浴びながら San Carlosをドライブです。幹線道路に出て少しだけ加速した時は、Boxer エンジン、いい音出してました。

彼女は、某 S 社に 9 年いたあと、去年転職したそうです。某 I 社、スタートアップの会社、某 S 社、今の会社と、ひととおり経験していて、今の会社をどれほど気に入っているかを話してくれました。説得力がありました。

行った先は、彼女のお気に入りのタイ料理店 Thai Time。落ち着ける感じのいいお店でした。立派なバーがあったのと、Yellow Curryに入っていたじゃがいもが非常においしかったのが印象的でした。

ボスからは電話ですまんかったと平に謝られてしまいましたが、私の勘違いだった可能性も大です。思わぬ好イベントに恵まれて、私にはうれしい結果となりました。

そんなこんなで、ずっこけた一日でした。明日が本番のグループランチです。

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起きてたよ

今日は、某社での面接があり、8 人とそれぞれ個別に面談をしました。いろいろな角度から会社の様子や仕事の内容を知る手がかりになったので、有意義でした。彼らも、忙しい中で時間を作っているわけで、採用に対する真剣さが伝わってきました。朝 10 時前から 5 時過ぎまでかかり、さすがに疲れて、帰ってからソファーでぼうっとしていたら、いつの間にか寝てしまいました。旦那からの電話で起こされたときは、一瞬何が何だか、何曜日だかわかりませんでした。

私は、寝ている時に電話がかかってきて「ごめん、寝てた?」と言われると、「いや、起きてたよ」「ううん、今ちょうど起きようと思ってたとこ」などと嘘をついてしまいます。これは、咄嗟の場合にも必ず出るもので、直前まで眠っている状態ですから咄嗟なのですが、条件反射のようにそう言ってしまいます。思うにこれは、起こして悪かったなと思わせたくないという、相手に対する思いやりと、寝ていることが後ろめたいと感じる潜在意識によるものでしょう。ある時、就寝中に電話がかかってきて、「今だいじょうぶ?」「うん、だいじょうぶだよ。」と言って話し始めて、気がつくと午前 3 時だったことがありました。友人が時計を見誤って午後 9 時だと思ってかけていたのでした。

夜になってから、日本にいる友人に電話をしました。昼寝の話になって、彼女が言うに、「でもね、私の場合はちゃんと言い訳があるの。腹筋をしようとして横になると、そのまま気を失っちゃうの。」さすがは my best friend です。

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就職活動

就職活動のお話です。レジュメを出しておいたある会社に先日呼ばれてインタビューを受けました。あるチームのマネージャーのポジションです。採用する側の上のマネージャー、グループリーダー3名、合計4名とのインタビューがそれぞれあり、午後いっぱい、5時間くらいかかりました。インタビュー自体は、終始にこやかに、リラックスした感じで進めることができました。質問にはすべて適切な答えができたし、うっかりした失言もなかったはずなので、自己評価では合格点でした。自己評価が他人の評価と同じでないことがあるのが残念なところです。

その後聞こえてきた情報によると、私は最終選考に残ったけれども内部に候補者が出たとのこと。上のマネージャーは、その人物を推しているのですが、経験の問題等からスタッフの賛同を得られていないようです。彼らは私のほうを推しているそうで、これはちょっとうれしい話ではあります。しかし、こういう事情だと、万が一採用されたとしても、うまくいくかどうか。最良の解決策は、スタッフの賛同を得られるような別の候補者を、そのマネージャーが探してくることだとお勧めしたいところですが、相談を受けていないので、静かに待つしかありません。

もう一社のケースでは、インタビューワー3人中2人が内部の候補者でした。

なかなか一筋縄には行かないようです。がんばります。

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